(株)TBグループ・(株)Mビジュアルは2016年より㈱国際電気通信基層技術研究所(ATR)と共同で接客ロボット「RobovieR3」による観光案内実証実験を実施してきました。昨年はATRが総務省の戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の一環としてロボットによる誘客サービスを東京浅草や東大阪で実証試験を実施してまいりました。
この度そうしたロボットサービス事業の一環として上海大学のベンチャー企業Limig Technology社と協働し多言語デリバリーロボット(MDR-1)を同社のホテル向けサービス事業として開始します。
このデリバリーロボットは多言語音声対話機能をもち自動測位システムを搭載して平時は施設案内サービスや客室への各種物品や飲食料などのデリバリーサービスを行う。緊急時は緊急放送および避難誘導情報を多言語で発信する。デリバリー機能としては46リットルの大容量の商品搬送能力があり、スマホやホテル内の電話と連動した呼び出し機能を持つ。
またカメラ搭載で画像認識可能で見回り機能有する。時速4km程度で走行し斜度10度の坂道登攀可能12時間稼働でき、稼働時間や作業内容が遠隔で見ることができる。また今後はホテルの自動受付機との連動による自動案内サービスや出前や宅配スマホアプリとの連動した新サービスに活用する予定。
また同社ではホテル向けサービスだけでなく、各種店舗や病院、オフィス、マンションなどデリバリーサービスなど広範な利用ができるためパートナー企業を募集する予定。
さらに人材派遣会社と連携してロボット派遣サービスも視野にいれており、単純なデリバリー作業に利用することで働き方改革にも貢献できると考えています。